1. 人間の身体の構成成分と「糖質」の真実
人間の身体を構成する成分を具体的に見ると、以下のようになっています。
- 水分: 60%
- タンパク質: 16%〜20%
- 脂質: 10%〜15%
- ミネラル・微量元素: 5%
- 糖質: 1%以下
ここで注目すべきは、現代人の多くが主食としている糖質が、体内ではわずか1%以下しか存在しないという事実です。糖質がエネルギー(ガソリン)として使われるのは、強度の高い運動を始めたタイミングなどの限定的なシチュエーションに限られます。それ以外の場面では、糖質はエネルギーとして役立たないばかりか、むしろ身体の**「邪魔」になる物質**です。
2. 糖質摂取の歴史的背景とミスマッチ
なぜ体内に1%以下しか存在しない糖質を、私たちはこれほど摂取するようになったのでしょうか。ソースによれば、狩猟採集生活において純粋な糖質はほとんど存在しませんでした。
- 果物の変化: 当時の果実は現代のように品種改良されておらず、甘みよりも甘酸っぱさが強いものでした。
- 精白された糖質の歴史: 食物繊維を取り除いた「純粋な糖質」を食べるようになったのは、人類の長い歴史の中でわずか200〜300年に過ぎません。
- 贅沢品としての白米: かつて白米は、皮や胚芽を取り除く手間がかかるため、献上品やトップ層のみが口にできる贅沢品でした。一般に広く流通し始めたのは、ここ100年以内のことです。
したがって、身体を整えるためには、身体の99%以上を占める水分、タンパク質、脂質、ミネラルをしっかりと満たすことが最優先となります。
3. 38兆個の「従業員」としての細胞
私たちの生命活動を支えているのは、体内の約38兆個の細胞です。自分自身を一つの会社(例:株式会社前田信吾)に例えるなら、これらの細胞は38兆人の優秀な従業員です。
- 細胞の役割: 私たちのバイタリティ、集中力、意欲、そして人生を前進させるための全ての仕事を担っています。
- 不調の正体: 物理的な不快な症状や精神的な不安定さは、これら細胞の機能不全によって引き起こされることが非常に多いのです。
4. 生命の発電所「ミトコンドリア」
細胞の中には多くの小器官がありますが、中でも絶対に覚えておくべきなのが「ミトコンドリア」です。
- エネルギー工場: ミトコンドリアは、私たちが生きるための全エネルギー源である「ATP(アデノシン三リン酸)」を作り出す工場の役割を果たしています。
- ATPの重要性: 話す、書く、考えるといった脳の活動から、心臓や腸を動かすことまで、全ての活動にATPが使われます。
- パフォーマンスの直結: ATPが質・量ともに十分に生産されているかどうかが、個人のパフォーマンスや不調の改善に直結します。
5. 工場(ミトコンドリア)の活性化とメンテナンス
ATPを合成するための主な材料は「酸素」と「栄養素」です。しかし、材料が良くても、それを作る「工場」であるミトコンドリアが摩耗し、サビだらけでボロボロの状態では、質の高いエネルギーは生み出せません。
- 母系遺伝の性質: ミトコンドリアは母親からしか引き継がれない「女系遺伝」という特徴を持っています。ソースでは、私たちの身体を支える**「超エースの女性社員」**のような存在であると表現されています。
- 最適化の鍵: 何より重要なのは、このミトコンドリアを劣化させず、活性化させることです。